皆さんこんにちは(^^)
SOLA卓球HOUSE小林です。
気温も上がってきて、春の陽気となってきました🌸
皆さん花粉症は大丈夫でしょうか?
私は茨城県に来てから5月ぐらいになると目がかゆくなります(TOT)
本日のテーマ
卓球における良いミス(失敗)と悪いミス(失敗)について雑にお話したいと思います。
ミスの仕方にも良いミスと悪いミスが存在します。良いミスをする人ほど、目標に早く到達できたり、感覚やコツを掴む事ができます。というお話です。
コートにボールが返らないとミス?
卓球の試合において相手コートにボールが返らないと問答無用でミスです。
これは縄文時代から変わらないルールだからです。
では練習はどうでしょうか?
練習に点数はないのでミスは何回しても
何も起こりません。ミスし放題です。
このミスし放題の意味を間違えると
悪いクセがついてしまいます。
つまり、コートに入っていても打ち方や感覚、考え方を勘違いして練習を続けてしまうとそれは悪いクセとなって記憶してしまい、他の技術に影響を与えてしまいます。
コートに返せる=成功
コートに返せない=ミス
とは限らないという事です。
良いミス悪いミスとは?
ミス(失敗)は 大犯罪終身刑
人に迷惑はかけるな
周りに合わせろ
空気を読め
というように私たち日本人は生まれてすぐに教育されてきたので、ミスに対してちょっと神経質なところがあるのかもしれません。
先程も言いましたが、練習でのミスはコートに入るかどうかだけではありません。
具体的な例で言うと、AさんとBさんがいて
二人とも下回転のドライブがネットミスが多くて、これを改善したいと考えています。
できない理由はボールを擦ることができず、
回転をかけてボールを掴むという感覚が身についていないからです。
Aさんはネットミス減らすためにボールを上に強く面で叩いてネットを越えるようになりました。
コートに入るようになったのでこの練習を続けました。これが擦るという感覚かも!?
入る入るドライブ最&高〜!
Bさんは、空振りもたくさんしてミスばかり。全然ラケットにあたりませんが、時々ボールを擦ることができたという新しい感覚を得る事ができたのでこの練習を続けました。これが擦るという感覚かも!?
初めての感覚!ナニコレ珍百景!
結果から言うとBさんのほうがドライブを早く習得できるようになります。
Bさんはコートに入る数少ないけど、ドライブに必要な感覚を身に着けました。
Aさんはコートには入るようになりましたが、力任せに打っていたので実際はドライブになっていませんでした。
原因を改善する時にコートに入るか入らないかだけで自分のボールを評価してしまうとAさんのような悪いクセを記憶してしまい、結果的にドライブだと思っていたのにドライブになってなかったという事になり、
逆にドライブを習得するのに遠回りする事になってしまう事もあります。
Bさんはミスし続けた結果、ドライブの感覚を身につける事ができました。卓球のルール上ではミスですが、感覚を覚えるという目標に対しては良いミスです。
Aさんはコートに入っていたものの、ドライブ感覚を勘違いして練習を続けてしまいました。
卓球のルール上はミスではありませんが、
感覚を覚えるという目標に対しては悪いミスとも言えます。
Bさんのようなミスをしても良い場合というのは
新しい技術を取り入れる時(新しい感覚)
フォームや打ち方を改善する時(改善する明確な理由がある時)
などです。
何やってるの?(笑)ってくらい思いっきりミスしてみましょう。
そのわけわかんないミスからキッカケを掴む事ができたりします。
変に思われても
あ、ごめんね。打ち方直してるから。
って言っておけば大丈夫です。
(自分と相手の練習時間というのを設けると良いです。)
逆に感覚が身についてきているのに
同じミスばかりしてしまうのはダメです。
これも悪いミスになります。
これは打ち方ではなく判断と制御(コントロール)の問題なので、ある程度感覚が身についたらミスをしないように調節する練習に変えて行きましょう。
感覚の答え合わせをする
新しい技術、フォーム改善はとても時間がかかり苦労します。
自分の打ち方が本当に合っているのか分からない事が多いです。
このような場合には必ず、
コーチや習得したい技術をある程度できる人に自分の打ち方や感覚が合っているのか聞いて答え合わせを行って下さい。
練習においてこの会話がもっとも重要だと思っています。
人によって得意技術は様々なので、人の良いところは聞いて共有すると上達の近道になります。
まとめ
良いミスをして迷惑をかけるのはアリ。
(ミスしたくないを優先すると改善できなかったりする)
良いミス=改善する為の新しい失敗
悪いミス=同じ失敗を繰り返す
私は風呂場の換気を忘れてすぐカビを生やしてしまい、いつも注意されてしまいます。
これは悪いミスです。
以上です。
それではまたレッスンお会いしましょう☆
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
SOLA卓球HOUSE
小林護