技術を見て盗むには?〜梅雨の読書〜

皆さんこんにちは。

SOLA卓球HOUSE小林です。

 

ここ数日雨が続いて

本格的な梅雨って感じですね。

ジメジメして体調を崩しやすいので、

無理をしないよう、十分に注意して下さい(^^)

 

先日買った本について

Tポイントが溜まったらツタヤで本を

買うようにしていて、

何やら難しい本を買ってみました。

 

私は読書が好きか嫌いかでいうと

別に好きじゃないので「嫌い」です。

じっと本を読むのは苦手です(^^;

 

ですが、日常で気になる事というのは

すごくいっぱいあって、

 

何か色んな事に対して疑問や違和感を

感じてしまうんですよね。

 

正しいと思っていた事が正しくないような、間違っている事の中に正解が隠れているような。

 

でも、1人で考えても答えとか出ないんですよね。

考えても結局、わからないものは

わからないです(笑)

 

なので、しっかり研究している人達の

知恵を借りる為に本を読んでいます。

 

本を読むのは嫌いですが、

疑問を解決することは楽しいですので!

 

動きの天才になる


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センスというものは天性のものではない

とは私も以前から思っていましたが、

それを具体的に説明することはできません。

 

この本は

運動センスが良い人とそうでない人の

違いなどについて書かれている本です。

 

今回はこの本の冒頭、

「見て盗めるなら苦労しない」

について簡単に紹介と感想を述べたいと

思います。

 

「見て盗む」が理想だけど難しい


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「見て盗みなさい」って本当に昔から

言われてますよね。

 

私も人のマネをするように言われてきましたし、自分も人に言ってきました。

 

仕事でも習い事でも、

指導者というのは全てを教えてくれません。

 

全部を事細かに説明していたら時間もかかりますし、いくら教えても伝えられないものというのものがあるからです。

 

卓球に置き換えるとこれは、

 

「感覚」「体の使い方」などです。

 

ボールを打つときの感覚や体の使い方まで

細かく説明している指導者というのは

そんなにいないんじゃないかなって思っていて、要点だけ説明してあとは、

感覚や動きを練習で感じて下さいって

感じになっているのが現状ではないでしょうか。

 

その教えられない部分が1番伝えたい、伝えなくてはならないことである。

と書かれています。

 

見て盗みなさいとは言われても

「盗み方」は教えてくれないのです。

 

つまり、どこを見ればいいかわからないので

盗める人もいれば盗めない人も存在する。

という事のようです。

 

見すぎている

盗むのが苦手な人がやっている

見方として「見すぎている」と

書かれています。

 

体のある部分だけを注視してしまっていると。

 

例えば右利きの人がフォア打ちしていたとすると、

その人の右手だけ見てしまっているということです。


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細い所を見るとかえって混乱に繋がるそうです。

動作というのは体全体が変化して

動いているので、

まずは全体をぼんやり捉えることが

必要であるようです。

 

なかなか難しいですねー(^_^;)

動かしているのは腕だけじゃなくて

身体全体だよって事をしっかり理解しないといけませんね。

 

神経回路の精度、密度

神経エネルギーの通り道の数、通り方、情報量の違いがあるはずなのに指導者は「同じはず」と思って指導してしまう。


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人によってその物事の情報量が違うので

練習中に意識できる数も違います。

指導者はもこの情報量の差を同じだと思わずに指導すること。

と書かれています。

 

つまり

指導者の感覚的なものを抽象的に

初心者に伝えても

伝わらないということですね。

 

私が以前書いたフォア打ちの記事でも

あったように同じフォア打ちでも

エネルギーの流れ(動かし方)は同じとは限らないということです。

 

初級者にありがちなフォア打ち
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私のフォア打ち
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同じフォア打ちでも

流れるエネルギーが違うので

そもそも身体の動かし方が違います。

 

このエネルギーの流れが同じという前提で

教え、教わりを受けているので、

お互いに「何故できないのだろう」と

なってしまう。と書かれています。

 

この神経回路の精度、密度を高めることを意識しないと、いくら練習を頑張っても

同じ神経回路を使うだけなので、

良くない部分が上達していくだけで、

悪いクセとして残ってしまうのです。

悪いクセが抜けないのはこれが原因です。

 

音として見る

見て盗む方法として

動きの全体像を音に変換して盗むという

やり方が挙げられています。


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速く動きたかったら→シュッと

強くボールを打つ→ズドーン

優しくボールを打つ→㌧㌧

 

など、全体像を音で捉えることによって

他人事→自分事

になり、

分析したことを身体に伝えられるようなるそうです!

 

全体をぼんやり見る

→音に変換してイメージする

をやってみて下さい!

 

情報量や神経の質を上げる

情報量や神経エネルギーを増やしたり意識するための方法として、

 

「動かす部分を触る」というのが

挙げられています。

 

卓球のフォア打ちでいうと

素振りをしながら、

 

右腕→腕のどの部分を動かしているか触る

腰→腰に手をあてて回す動きを感じる

足→足周りを触って動きを感じる

 

などです。

今、自分が意識して動かしている所に触れて

どんな動きをしているか確認することで、

 

解剖図を見ている感覚になったり、

意識が強くなり、目覚めたり

するようです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

なかなか難しい話でしたね(^_^;)

 

ちなみに

私が思うセンスの良い人の特徴は

できていると思わない人です。

基本のフォア打ちひとつにしても

「自分はまだできていない」

と常に追求を続ける人です。

コートに入って続けばOKではなくて、

その先につなげる為の追求をやめない人が

伸び続けていける人だと思っています。

 

 

まだまだ本の解説はありましたが、

今回はこの辺にしておきます(^^)

日頃使われている、見て盗むも

簡単ではありませんが、捉え方を変えると

良い物を盗める可能性が上がるという事ですね!

私も勉強したことを意識しながら指導や

見て盗むを実践していこうと思います。

 

皆さんも練習中に疑問に思う事はどんどん質問して頂けると幸いです。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

 

SOLA卓球HOUSE

小林護