文旦から学ぶツッツキ🍊

みなさんこんにちは:-)

SOLA卓球HOUSE小林です。

 

2/10は大雪警報が出ていましたが、茨城県は雨に変わって良かったですね☺

まだまだ冬は続きますので、体調など気をつけていきましょう☆

 

2023全日本選手権🥇

先日の全日本選手権では

男子は戸上選手、女子は早田選手が見事に

優勝しました!毎年若手選手がぐんぐん強くなっていて素晴らしいですね!

新しい時代を創っていく若手選手をこれからも陰ながら応援していきたいと思います☺

 

そんな戸上選手などの若手選手に対して

水谷選手はこうコメントしています。

「技術は素晴らしいけど、心理面が甘い」

人の心を読取って戦術を作っていくのがまだまだで、非常に”もったいない”と。

水谷選手はその能力を磨き続けてきたからこそ安定して全日本で優勝し続ける事ができたのでしょうか!?

とにかく彼らにはまだまだ改善点があるとの事でしたので、今後の成長が楽しみですね☆

 

文旦頂きました🍊

さて、本題です。毎年恒例の大野コーチのお友達の”高知の水谷”さんから文旦を頂きました!

いつもありがとうございます!!


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毎年文旦を剥き続けていたらかなり手際が良くなりました(笑)

たぶん文旦剥きの全日本選手権茨城県代表には軽くなれるかと思います(´ ・ω・`)ドンッ

 

土浦イオンモールで販売開始!

なんと、水谷さんの文旦がイオンモールのわくわく広場で販売されるみたいです!!

是非みなさん行ってみて下さい♫

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文旦から学ぶツッツキ。

そんなわけで、文旦をジュニアの子供たちにも食べてもらう為に文旦を剥きを始めたんですが、ただ剥くだけではいつもと変わらないので、今日は文旦で卓球の”ツッツキ”について解説してみようと思います。


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文旦と包丁を用意しました。

文旦がボール、包丁がラケットに見立ててお話します。

※包丁の側面(面が広いところ)がラバーを貼る面です。

 

文旦を右から左に運ぶ

ツッツキの話をする前に文旦(ボール)を

まな板(卓球台)の右(自分のコート)から左(相手のコート)へ運ぶとしたらみなさんはどうしますか?

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  ←←←←
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←←←

たぶんほとんどの人がこう運ぶと思います。

包丁の側面で右から左へ動かすのが1番軽い力で押し出せると思います。

つまり相手コートに1番簡単に飛ばす方法は

”面で押す”ことです。

空振りも少なく、力も小さくて済みます!

最も効率の良い打球方法です。


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一方、このように運ぼうとした人はなかなかの捻くれ者です(笑)

 

ツッツキはラケットを平らに

面で押すのが1番効率が良いと言いましたが、

ツッツキはラケットを平らにして打たなければいけません。

なぜでしょうか??

それは下回転を打ち返さなければいけないからです。

下回転に対して面を立てたらボールは下に飛んでいきます。

❘→      ↓ ○ミ 

→振る方向  ↓飛ぶ方向

ボールが下に落ちてネットを越えない

 

なので、回転が強くなればなるほど平らにして

スライス(擦る)するように打球します。

\↘     →○ミ

↘振る方向  飛ぶ方向

ボールが上がってネットを越える

 

_→     ↗○ミ

回転が強い時は更に平らにする


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先程の捻くれた人の打ち方を嫌でもしなければいけないのです(´;ω;`)

つまり卓球というのは相手に効率の悪い事を無理矢理やらせるスポーツだという事です!

効率の悪い事をさせて失敗させるように仕向けるのです。

 

その効率の悪い事を効率良くしていくのが

日々の「練習」です!

 

”切る”の意味

ツッツキは

「擦るように打つ」

「切るように打つ」

「転がすように打つ」

などと良く言われています。

私も指導するときにこんな言葉を説明で良く使っていますが、実際は擦るでもないし、切るでもないし、転がるでもありません。

 

私のイメージで言うと「くっつく」です。

ちょっと何言ってるかわからないと思うので、

 

まずはボール(文旦)を切ってみます。

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←←←ボールの進行方向

ボールを切りました。

下回転が少ない時はこの辺を切ります。

切るという言葉はこの文旦の皮の部分が

薄ければ薄いほど回転がかかるという意味です。表面だけ切り取るイメージです。

回転がかからない人は包丁の刃の向きが合っていないので押してしまうだけで皮が剥けません。

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下回転が強い時は下の部分を切り取ります。

※回転量によって刃を向ける方向が変わります。

 

切るという意味はなんとなくわかりましたが、

ボールは前に進んだでしょうか??


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切っても文旦は左へ少ししかズレません。

切るという動作は回転をかけることができますが、回転がかかればかかるほどボールは前に飛んでいかなくなります。

ツッツキは切れないのも良くないし、切れすぎても前に飛びにくく不安定になり良くないのです。

 

【切れない人の特徴】

包丁(ラケット)の刃の向きが合っていない

包丁の側面で文旦を押してしまう

力任せに振ってしまう

【切れすぎてしまう人】

擦るイメージが強い

”回転を強く”をイメージしすぎている

ラケットを平らにしすぎている

 

だいたいこの2つのパターンの人になると思います。

これらを上手く組み合わせて最良のツッツキにしていきましょう!!

 

くっつくとは?

先程も言ったように、

私のツッツキのイメージは

擦るでもなく

切るでもなく

転がるでもなく

「くっつく」です。

 

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まずは刃を入れます。

切り取らずに刃を入れたままです。


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←←←文旦(ボール)を右から左に押します。

ボールに刃が刺さっている状態で左に移動して見てください。

簡単に運べると思います。


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左側へ移動が終わったら切り取ります。


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最初の”面で押す”は包丁の側面で押すだけ。

 

今回のは刺した後に切り取らずに押し出して

押し終わったら切り取る。

 

です!!

 

ボールを切り終わる前に押すんです。

一瞬切るんだけどすぐに押す感じなので、

感覚的には「押す」に近い感触になります。

これが私のイメージ「くっつく」です。

 

実際にはラケットに刃なんて存在していないので、ラバーの表面でこのイメージを行います。

 

スイングは切る方向

体の体重移動は前に

 

を連系させることで

 

回転がかかっているのに

少ない力で前にボールを飛ばすことが

できるんです!!

不思議です(´ ・ω・`)

 


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フォアツッツキの入りのイメージ


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バックツッツキの入りのイメージ

 

クッツキに改名

「ツッツキ」ってたぶん「つつく」って意味だと思うんです。

相手をチョンとつつく。

意味がわかりません(笑)

 

明日からツッツキはやめて

「クッツキ」でいきましょう!!

はい、意味がわかりません。

 

ちなみに英語ではツッツキを

「プッシュ」というそうです。

押す感覚に近いのでそう呼ばれているのでしょうか? 

真意はわかりません。。。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回はツッツキの切るという感覚についてのお話でした。

人によってイメージは異なるので自分にピンと来るモノを大切にしてください(^^)♪

大事なのは技術ひとつひとつに奥深さがあるので、覚えたからこの練習はいいやではなくて、

さらなる理解を深める為に少しずつでいいので追求していって欲しいなと思います!

 

 

私もまだまだなので技術と言語化の勉強はコーチとして今後もしていきたいと思いますm(__)m

 

いつも言ってますが、聞くのはタダです☆

わからない事があればなんでも聞いて下さい!

「技術は素晴らしいですけど、心理面が甘いですねぇ〜♪」って答えると思います(笑)

 

それではまたレッスンでお会いしましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

SOLA卓球HOUSE

小林護

 

イオンのわくわく広場
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